いつの間にか、こんなモノが登場していたんですね。
『補助ヘリコイド付き ライカMマウントアダプター』
久しぶりの実験コーナ~、スタートです。
(NEX-5 + SUMMICRON 2/35(8 elements))
まずはズミクロン35mmの最短撮影距離70cmで撮影。
ほとんど寄れていませんが、レンジファインダー用レンズでは標準的な倍率です。
(NEX-5 + SOMKY + SUMMICRON 50mmF2)
お次はズミクロン50mmと接写装置『SOMKY』の組み合わせ。
最短撮影距離は約50cm、RF用レンズとしてはかなり寄れています。
難点として約90cm以降の距離にピントを合わせるには、
接写装置を取り外してレンズ本体を再度取り付けなければなりません。
さて、ここからが本題。
(NEX-5 + SUMMICRON 2/35(8 elements) + ???)
まぁ、ネタは冒頭でバラしちゃってるんですが・・・^_^;
これが『補助ヘリコイド付き ライカMマウントアダプター』装着時の
ズミクロン35mmの威力!!です。
マウントアダプター自体に直進ヘリコイドが組み込まれていて、
それを回転させるだけでレンズが前方へ移動⇒近接撮影が可能となります。
ほんの数ミリの移動ですが、一気に最短撮影距離が短縮されて
かなりの倍率に跳ね上がります。
(上の画像は深度を稼ぐためにF8まで絞ってあります)
SOMKY/DRズミクロンの最大撮影倍率はおそらく1:7.5(約0.13倍?)位ですが、
それを上回る倍率へと大変身です!
NEXはAPS-Cサイズですので、単純計算で0.13×1.5=約0.2倍(35mm版換算)
を超える拡大率となっている...ハズです。(たぶん。計算ニガテです)
フルサイズが基準となりますが、
Canon EF35mmF2が倍率0.23倍、
Nikonも同等、αは0.17倍とありますので、
各社一眼レフ用の標準レンズと伍する近接撮影が可能になったといえます。
ちなみに、Mマウントであれば何でも取り付け可能ですので、
(NEX-5 + SUMMICRON 50mmF2 + 同マウントアダプター)
寄れない最短1mのズミクロン50mmでもこの通り!
(NEX-5 + SOMKY + SUMMICRON 50mmF2 + 同マウントアダプター)
SOMKY付ければさらに寄れちゃう!!
これでもう寄れないライカレンズとは呼ばせないぜっ、
て感じでウハウハ(古)です。
ヘリコイドを戻せば通常のフランジバック(約27.8mm)になりますので、
通常の撮影距離(~∞)でも撮影可能なスグレモノです。
製造は香港のホークファクトリー、
日本ではデジタルホビーさんのサイトから購入できます。
マウント部の加工精度は微妙(面の平滑性とか特に)ですが、
レンズ側より若干柔らかいのか薄~く傷がつくのはマウント側ですし、
取り付け/取り外しも固めですがちゃんとイケます。
ロックピンもきちんとはまっていて滑落の心配は無いと思います。
試写する限り、実用にも問題はなさそうです。
マウントアダプター業界?は今がアツい!
既にいろいろな方々が紹介されている商品でしたが、
オールドレンズ(特にレンジファインダー用)は寄れないから...と
足踏みされている方には絶対おススメの逸品です。